東武鉄道~野岩鉄道~会津鉄道:下今市-会津若松


      (1)下今市―川治湯元温泉 22.2K  2000年11月4日(土)晴

 3連休初日の東武快速6連は超満員、単身の自分はドア脇のロングシートに潜り込んだが、栃木駅まで前に立客が何人もいた。たまたま乗車したのは会津鉄道所有の虎の子(?)1編成、なお下今市から2連となる日光行は中央線の最混雑時の様な状態でちょっと遅れて出て行った、こういう時5000系の予備車でも動員して、スジを寝かせてでも動かせば、来年の集客に繋がると思うけど。

 下今市駅 1999年6月5日
8:24 下今市駅を日光方に出発、すぐ小ガードで日光線をくぐり、住宅街を少し行って、
8:31 さらに鬼怒川線ガードもくぐる、
 ホームでは400Mほど離れて同方向だった大谷川を直角に横断するため、鬼怒川線は駅を出るとすぐ右に急カーブを切る。 
 程なく大谷川堤防上に出て、河川敷が小公園になっている鉄橋の袂をくぐり、
8:39 200M上流で121号線の大谷橋を渡る。 また堤防近くの道を線路方向に戻ると、密集した狭い住宅地の隅に小駅舎がある。
8:44 大谷向駅着、ホーム相対式、0.8KPがホーム浅草方出外れ直下にある、ホームは急カーブの途中にあり、スペーシアなど最徐行する。
 ちょっと行くと杉並木の旧道に入る、太陽光が届かず薄暗い。
8:56 日光自動車学校前を過ぎる、敷地の一端は線路に接する。
9:04 線路進行右手に移る121号線を横断、さらに旧道を行く。
 途中右200M程を行く線路確認をしてみたがキロ程は見付からず、道なりに旧街道を行き、

 大谷向駅 2013年6月18日

 大桑駅
9:34 大桑駅着、島式ホーム、4.8KPあり、 無人駅で乗車券は駅前の雑貨屋が受託販売、駅前は商店が数軒、住宅街となる。ホーム反対側に小学校運動場が隣接。
 小住宅街を抜け道なりにまた旧街道に出る、やがて線路が右手に添う。
9:45 旧街道は線路を跨ぐため上り坂となるので、手前の歩行者専用踏切で右手に、田んぼの畦道をちょっと挟み、旧街道を併せた本街道に入る。 
9:55 支流を砥川橋で渡る、20M左の鉄橋に6KP立つ。
10:07 鬼怒川を渡る。 








10:11 新高徳駅着、島式ホーム1本、浅草方に7.1KPあり、関東バス矢板行が停車、このクルマかなりの古強者だ。
10:19 旧街道を行き、藤原高徳郵便局前を過ぎる、建物は完成したばかりでピカピカ、まだ開業前。
10:25 けいはい労災病院が線路左手すぐ、6階建ての大病院。
10:37 鬼怒大瀞バス停、ドライブインの裏手を線路が行く、この手前でまた本街道に入る。
 この先線路右手すぐの小道に入るが行止り、歩行者専用地下道で左手すぐの道に、道の左手は林、線路右手小高い所を街道が行く。 

  新高徳駅 2013年6月18日

 小佐越駅
10:55 小佐越駅着、9.9KPあり、島式ホーム1本、121号線は地平に降り、駅舎前を平行 
11:05 小休止の後出発、進行左手すぐの旧会津西街道を行く、程なく荷物運搬の馬子の中継・連絡場所「たてば」跡を過ぎる、大きな松の木があり、当時が偲ばれる。
11:16 東武ワールドスクエアの正門が線路右手に見え、観光バスが出入りする。
11:34 36号踏切で右に、町立藤原中学が建ち、500M先に次駅が見える、なお踏切80M手前より線路が複線となる。
11:43 街道が駅の手前で線路を跨ぐ、渡ってすぐ駅に通ずる階段あり、駅まで150M程。
11;48 鬼怒川温泉駅、島式ホーム2本、車両留置線もある、12.3KPあり、流石に観光客が多い、自動改札機設置通路が3本ある。
 線路左手に121号線が伸びる、街道左手は旅館街、線路側は土産物屋さんなど、鬼怒川を挟んだ右岸の方が旅館数は多い、3連休の初日とあって「本日満員」の表示を出した旅館も多く、道路も渋滞気味だ。
12:07 左手に鬼怒川を背にして建つ藤原町役場を見る、線路は右手山裾、2.5M高の築堤で進む。

 鬼怒川温泉駅 2013年6月18日
 
  鬼怒川公園駅 2013年6月18日
12:20 鬼怒川公園駅着、下り島式ホームに上り片面ホーム、14.5KPが新藤原方に、駅舎内は広いがヒッソリ閑、往時は修学旅行団臨が大勢の中学生を乗せて到着したのものだが、、、 
 この先次駅まで営業キロで1.7K、急に旅館も土産物屋も姿を消した121号線を、右上に線路、左下に鬼怒川を見ながら進む、山裾を縫う線形はこれまで以上の急カーブ、時速30Kの速度制限区間もあり、常に車輪の軋み音を谷間に響かせる。




12:40 新藤原駅着、島式ホームが2本、下り1番線は行止り式、駅の管理は野岩鉄道が担当、乗務員も後退するが、乗客にとっては途中の小駅に過ぎないだろう、標高417M。
 駅横の人影の無い階段で鬼怒川温泉駅の幕の内で昼食、掛け紙収集のためだが、見ると東京の業者製、東武特急に納入しているのだろう、知っていたら買わなかったのに、、、
 ホーム先すぐでトンネルに入り、次駅まで後2つ、つまり殆ど闇の中、野岩鉄道は全線30.7
Kの内、トンネル延長が17.6Kを占めるそうだ。

13:05 出発、さらに121号線を進む、途中で(見えない)線路と交叉、その進行左手を行く。

  新藤原駅

  龍王峡 紅葉シーズンにはちょっと早い
13:25 龍王峡駅前を過ぎ、龍王峡入口に到着、ドライブインが並び、東武系列店も2つあるのに、店の外に大勢並び、駐車場に入れないクルマの列も凄い、久し振りに観光地の雑踏に接し、元添乗員の血が騒ぐ。
 さて次駅まで営業キロで3.1K、内2.6Kは小網隧道が占める、自分は龍王峡沿いの遊歩道コースを取る、展望台付近は混雑、前の人を追抜くのもままならない。道は岩の多い坂道、ハイヒールのドライブ客など難儀している。
13:47 ムササビ橋に到着、ここまで来ると観光客の姿は一段と減る。 
14:12 白岩展望台分岐、川治温泉まで5.5K
とあり、日が短いこの季節、急がなくては、、、
14:46 浜子橋で右岸に、すぐ約200M長の隧道を始め何本かくぐる、道はしっかりしているし、案内も充実、しかしいささか退屈だね、、
15:10 小網ダム脇の歩行者専用橋で国道に出て、川治温泉駅に到着、ホーム島式、26KP、大抵この駅で交換する。ビルの3階に相当するホームには上らなかった。
 
 国道を道なりに下り、川治温泉旅館街に入り、案内に従い細道へと左折、すぐ川岸に出ると、対岸30Mに露天風呂と裸の浴客の姿が大勢見える。
15:25 薬師の湯に到着、
  
 
  川治温泉駅  2013年7月2日



           薬師の湯  15:30~16:05在 ¥300+100(ロッカー)  

場所:時間的には川治温泉から徒歩20分、川治湯元駅から同8分ほど、ただ坂の勾配は後者からが一段きつく、一般的には川治温泉駅から温泉街を眺めつつ国道を道なりに下って旅館街に入り、対岸から露天風呂の全景を見た後、男鹿川を渡って来館、帰りに川治湯元駅に出るのが良いと思う、電車の運賃は新藤原まで290円で同額。
施設:外に向って全くオープンの混浴風呂と女性用露天風呂が、棟を別にして建つ、なお対岸には温泉を代表する柏屋、一柳閣が建ち、旅館の裏側を川を介して眺めるようでもある。




 薬師の湯 左に旧女性専用棟もある、 2013年7月2日  風呂:主浴槽が2つ、それだけ、、靴は脱衣場の前にバラバラに脱ぐ、靴箱は無い、脱衣カゴの他、100円ロッカーが10あった。
お湯:それこそ掛け値なしの源泉掛け流し、無色透明、無味、かすかに硫黄の匂い、温度は37℃くらい、かなり温い、底が石造りで歩きにくい、これが本来の温泉なんだと思う、、、
追記:13年に再訪、女性専用だった露天風呂に男性用も追加、低温サウナもできた、いす式の休憩室には自販機も置かれ、缶ビールも飲めるようになった、2階にも休憩室があるようだが、暗くしてあったので行かず。 
 温泉を出ると温泉駐車場に続き町の総合運動場が鬼怒川河畔にあり、その40M上を野岩鉄道の高架橋が鬼怒川を一跨ぎして、川治湯元駅へ入る。
16:28 川治湯元駅着、高架片面ホーム、24.7KPあり。 

 往路が大混雑だったので覚悟していたが、ドア脇のロングシートに潜り込む、しかし、鬼怒川温泉乗車の人達がずっと前に立ち、1人だけ飲む様な雰囲気ではなく、疲れました、、、
 北千住駅内の飲屋で生ビールを引っ掛け、帰宅は21時30分。

 川治湯元駅 葛老山トンネルが見える 2013年7月2日





      (2) 川治湯元温泉―中三依 10.8K 2001年5月26日(土) 薄晴れ

 今日歩く区間は、次の湯西川温泉駅までの全区間=4.3K、その先中三依駅までも、大小8つのトンネルが続き、いうなれば田舎で地下鉄に乗っているようなものだ、地図帳を見ると西会津街道:国道121号線が線路近くを平行するようだが、山間過疎地でもありあまり情報が無い、いつもそうだが、今日は特に行当りばったりの風任せで行くしかなさそうだ。  
  葛老山トンネル入口より川治湯元駅を見る 9:08 出発、高架右、小集落内の道を行く、線路はホーム先で葛老山隧道:4250Mに入る。
9:12 発電所入口バス停で121号線に入り、元来た方向に引返す様に坂道を上り、程なくまた方向転換、ヘアピン状に上って行く。
9:31 100M下に川治温泉街、その向うに鉄道高架線を見る。
 右前方に五十里ダムの堰堤を見て、トンネルに入り、
9:42 五十里ダムサイトバス停着、ダム湖を見下ろす小展望台がある、「五十里」とは日本橋からの距離だそうだ。
 





9:55 300M長のトンネルに入る、真中辺りは照明が利かず、壁に軽くタッチしながら慎重に歩いた、出ると100Mで栗山村に入る。
10:16 海尻橋の西袂に出る、橋を渡れば中三依方面に通ずるが、その前に湯西川温泉駅に行くためそのまま西岸を進む、駅に向けて拡幅工事が行われ、1車線通行になっていた。

 ここまで川治湯元駅よりドライブ客とダム周辺の補修工事関係者以外、誰にも会わず、一般住宅も殆ど見掛けなかった。

  川治温泉街、121号線、野岩線川治温泉駅を見晴らす

 湯西川温泉駅
10:37 湯西川温泉駅着、片面ホームは地下に。ホームの先はすぐ錆止めで赤く塗られた湯西川鉄橋(238M)、渡れば1157M長の第2岬トンネルが口を開ける。
 なお鉄橋と並び立派な道路橋があるが、使用禁止の柵があり、対岸に道路が続かない。
 田植えに備えた放水のためか、水が干上がって底面が現れたダム湖を見下ろすベンチで小休止。 
10:56 出発、元来た道を引返す。
11:18 海尻橋に戻り対岸に渡る。
11:25 「いかりちびっこ広場」という雑草が茂るにまかせた小公園がある。
11:33 先刻まじかに見た赤錆びた湯西川鉄橋が左真横400Mほどに見える。
 この先も121号線は概ね湖岸を忠実に辿る、右手はすぐ山崖、コンクリで補強した個所も多い、時々現れる小さな流れがダム湖に注ぐ小谷は橋で渡る、春ゼミがジージーと鳴く。
 線路がトンネルで通る筈の対岸は、見た所一面の樹林で静まり返っている。
12:21 左手のダム湖が姿を消し、男鹿川の流れに変り、谷川らしく瀬音が聞えて来る。

 湯西川鉄橋
12:55 道なりに野岩鉄道の高架橋をくぐる、男鹿川と国道を跨ぐ短い明り区間だ。この辺り人家は1軒も無い。
13:15 中三依の細長い集落に入った、右手80Mやや小高い山裾を線路が行く。
 集落は男鹿川に沿って細長く、結局2K近く続き、
13:40 中三依駅着、島式ホーム1本の無人交換駅、ホーム出外れ新藤原方80Mに14KPあり、ホームへは階段で連絡。  
  中三依駅 






    中三依温泉センター:男鹿の湯  13:50~14:55在 ¥500+100(ロッカー)


 男鹿の湯 駅前なのに駐車場は広い
場所:駅から3分、ホーム上からよく見える。
施設:こじんまりした平屋建て、風呂場はホームの反対側、靴箱が無く玄関で適当に脱ぐ、休憩室は詰めれば50人入る、カラオケ可、食堂もある、集落の福利厚生目的の町営温泉かな。
風呂場:10人収容の主浴槽が1つ、露天風呂は無い。
お湯:無色、無味、無匂、カルキの匂いがしたかも、、、アルカリ性単純温泉。
その他:駅から近いのはナントいっても魅力、もりそば(¥550)は値段の割においしかった、中ジョッキ(¥600)。
 今日も電車は込んだがお酒が利いて眠れた




     (3) 中三依―七ゲ岳登山口 18.2K 2001年6月9日(土) 薄晴れ

 野岩鉄道は営業キロが僅か30.7キロ、その内トンネル区間が17K余を占め、終点の会津高原手前まで殆ど片勾配で上り続け、沿線駅勢圏は3万人足らずなど、他ローカル路線が持たない特徴を幾つも有する、加えて関東から東北地方に抜け、「地方」に跨り営業するJR以外の鉄道というのは極めて珍しい、奥鬼怒と会津、日光・尾瀬沼地区と会津などの地政的な緊密性も、歩いてみて始めて肌で実感できると思う、今日はそんなことが頭に過ぎり、一応書いてみました。
9:13 中三依駅を出発、121号線を行くとすぐ集落が尽きる、中三依の集落は鬼怒川方に長い、程なく橋を渡り男鹿川が右手に来る、道の左手はすぐ山、男鹿川の谷は浅い。
9:56 第1男鹿川橋りょうをくぐり線路右手に出る、線路はこの手前で三依山トンネル(1015M長)を出た、11.8K辺りだ、
 この辺り3M下に清流が流れ、萌える樹木の緑が素晴らしい、ハイキング気分で歩け心が躍る。
10:03 大面という10軒ばかりの小集落に入る、線路左にすぐ、右手の男鹿川は幅20Mほどで緩やかに流れる、春ゼミが煩いほど鳴くが、なかなか用心深く、自分の過ぎるちょっと手前で一時鳴くのをやめるのが面白い。
10:14 上三依水生植物園、ここのベンチで小休止を10分。
10:30 上三依塩原駅着、山を背にした島式ホームは階段で連絡、交換駅。塩原温泉方面にバスが連絡するが、駅前はヒッソリ閑。 
10:35 出発、121号線を行き、すぐ塩原方面の道を右に分ける。
11:15 滝上橋を渡り、川は右手に来る。
11:20 男鹿高原駅に600Mと案内あり、左手の細道を山中に入る、寂しい所で大丈夫?
 坂を上りきる、狭い平地に緊急用ヘリポートが現れ、その隣が男鹿変電所、駅入口から35段下り、

 上三依塩原駅








  男鹿高原駅
11:26 男鹿高原駅着、崖下の片面ホーム、男鹿川支流の越路沢は樹林で見えない、山王隧道(3441M)が口を開け、坑口の50M手前に5.5KP立つ。
 同じ道を121号線に戻る、人っ子1人見えないこの辺りから両側に立派な歩道が設置されるとは皮肉だ、これまで無かったのに、、、
12:27 国道最高地点、栃木福島県境で案内あり。
12:29~12:34 山王トンネルをくぐる、465
M長、照明あり, なおこのトンネル、同名の鉄道トンネルとは東に3.5Kも離れている。
12:45 左に緩曲線を描く山王大橋(100M長)で谷底まで50Mもある深い谷を渡る、これからはこの山王川の谷に沿って下る。
13:06 「田島道の駅」に到着、標高745Mとある、観光バスなど客の入りは良く、ソフトクリームが飛ぶように売れる。
13:23 ホットドッグ(¥250)で昼食後出発、
 この先まだまだ緩い下り坂が続き、いささか疲れが出て来た頃、

 山王トンネル(栃木県側) 

 13:57 T字路に到着、高架線路が国道と山王川を跨ぐ、54.5K辺り、山王川はすぐ阿賀川に合流する。
 このT字路は会津高原と七ゲ岳登山口の間に位置、まず距離的に1.4Kと近い七ゲ岳登山口駅まで行くことにする。 
 
 左手に阿賀川の清流、右手に線路を見て、急に平坦になった121号線を進む、谷が開け集落も点在する。
14:30 七ゲ岳登山口駅着、かなりシャビーな駅で見過ごし、150Mほど戻る。片面ホーム、53KPあり、あまり利用されていない様な感じ。
 写真を撮って早々に退散、
14:52 121号線を先刻のT字路に戻り、今度は会津高原駅を目指す、意外と谷幅は広く、200~250M, 右手の川も谷川というより里川の雰囲気、両岸には細長の田んぼ、早苗が風にそよぐ。
 左山裾に道路と並ぶ線路も曲線は緩く、2~300M先が常に見通せ、線路が121号線沿いではなくこの谷筋を選んだ理由が判るような気がする。

  七ゲ岳登山口駅






 会津高原駅 駅舎はこの建物の裏にあります
15:35 会津高原駅に到着、 この駅は野岩鉄道と会津鉄道の接続駅、併せて尾瀬国立公園への路線バス発着駅でもある、地形の関係で用地が纏められず、運転業務は島式ホーム1本を擁する駅舎で、乗車券・地産品の販売などは駐車場前の「憩の家」と業務分担されているようである。(以上推測です)

 これで本日予定した区間を全て歩きました、七ゲ岳登山口駅と会津高原駅の順序が後先逆になっています、念のため、、、



         会津高原温泉:夢の湯  15:50~16:25在、¥500

場所:駅から徒歩5分、駅前からよく見える。
施設:道路に面し狭い受付と少数の宿泊室、階下が風呂場、休憩室になっている。
風呂場:主浴槽のみ、サウナ、気泡風呂など無し。露天風呂は建物の反対端にあり着替えが必要で断念。
お湯:湧出量200L/分,平成元年に掘り当てた本格的なお湯、無色、無味、ちょっと硫黄の匂いがする単純温泉、しっかりしたお湯です。
その他:立地条件最高、尾瀬からの帰り、電車を1本遅らせばゆっくり汗を流せる。 

  夢の湯 奥の山裾を線路が行く




            会津高原駅は旧国鉄時代、会津滝ノ原といい、会津線の終点でした
                            1966年9月15日、乗り潰しに訪問したことがあります


 会津滝ノ原駅にて、C11248  

 この青年は今どうしているやら、ヘンな趣味から足を洗っていればいいんですが、、、(糸沢は七ゲ岳登山口の旧称) 











    (4) 七ゲ岳登山口―会津田島 11.1K 2001年9月22日(土) 快晴


 七ゲ岳登山口駅  2001年6月9日  
9:50 七ゲ岳登山口駅を出発、下車は自分1人、121号線を行く、左手に大川(阿賀川)が黄金色の田んぼ100Mを挟んで流れ、右手やや小高い所を線路が行く、集落が点在するが、進むに連れしばし途絶え、田畑だけが続く。 
10:18 先刻乗車のクハ352-1編成が田島で折返して来た、50.35K辺り、次駅近い。
10:25 山村道場駅着、片面ホーム、50.1KP、右手は狭い田んぼがあって丘、左手に国道が走り大川の流れ、谷が開け、山も低くなり空が開ける。
10:35 道なりに121号線が線路を跨ぐ、道路に魅かれて横たわるのは紛れもなく狸だ。
 程なく荒海中学校が右手に、隣は小規模工業団地、この辺りから荒海の集落が始まる。

10:44 会津荒海駅着、駅舎は農協との合築、ホームは相対式、交換可能、49.2KP、前駅から900Mしかない。
 

 会津山村道場駅
 会津荒海駅  荒海駅からは線路右手に近い旧道を行く。
11:04 48KPを過ぎる、このチョイ先の踏切で121号線に戻る。
11:16 金地橋バス停を過ぎる、まだまだ荒海駅から集落が絶えない。
11:42 開當男山醸造の工場があり、隣接する食料品店を覗くと、ナント東武6050型のカットが入った「野岩鉄道開業記念」と銘打ったカップ酒が残っており、購入する。
 
 11:45、中荒井駅着、ホーム片面、ログ風小駅舎が進行右手に、左手はすぐ田畑を挟み100Mで大川の流れ、線路は前駅からほぼ直線、そしてこの先も直線が続くようだ。
11:59 121号線を淡々と進み、油塔バス停を過ぎる、街道にありそうな地名ですね、、、
12:06 会津バス田島営業所前を過ぎる、路線バスが6台停まる、線路は左手すぐ、43.5K
地点、続いて自動車教習所あり。
 この辺り街道右手は高さ30~40Mの山崖が250Mほど、左手は大川の流れで、あたかも田島市街に入る関門のようだ。  

 中荒井駅





 会津田島駅   2001年4月29日
 過ぎれば河川敷を利用した「びわのかげ運動公園」、広い敷地に桜の木も多い。
12:30 田島西町郵便局が左手に、この150
M手前のT字路を道なりに右折、線路もその辺りで右カーブして市街に入る。
12:40 会津田島駅に到着、駅舎直結の島式ホームは1番が行止り式、浅草方面の電車が発着する、3/4番線は会津若松方面列車が利用、架線は無い,会津鉄道の車庫あり。駅前広場は主にタクシーが利用、路線バスは隅の方に停留場がある。
 時間があり、中三依最寄りの民営日帰り温泉に寄る、、、



          三依温泉:まるみの湯  14:25~15:30在、¥500

場所:中三依駅から徒歩4~5分、会津西街道に面し、案内もあるから迷うことは無い。
施設:鉱泉とそば屋が主、民宿も兼ねる、昔の湯治場の雰囲気も色濃く残るのが良い。
風呂:5帖くらいの檜風呂のみ、窓外10Mに男鹿川の流れが見える、浴室の天井は高い。
お湯:無色透明、無味、無匂、13.5℃のカルシウム硫酸塩泉、お湯はさっぱりしており、近くの町営温泉とは泉質が明らかに異なる(温泉らしい)。
その他:「丸みそば」(¥1000)はキノコの入ったつけ汁におろしを添えたもの、休憩料込みだからマーマーかな。
 今日は循環装置が不調なのが惜しい。 

 まるみの湯


    

    (5) 会津田島―会津下郷 10.9K 西若松ー会津若松 3.1K
                                 2001年4月29日(日)薄曇り

 毎年ゴールデンウィークには、大学時代の同好会の同期生が一堂に会する、今年は磐梯猪苗代の某大手私鉄系列観光ホテルがその会場になっており、宴会開催前の時間を利用して、標記区間を歩いた。時系列的には、昨年の11月、川治湯元温泉駅で止っている歩き潰しの続きとなるのだが、山中の余り馴染の無い地区ではあり、遅刻しないように、分り易い標記区間にした。

  AT101+AT155 田島駅 2002年7月9日
10:14 田島駅を出発、満開の桜を随所に見る、静かな商店街はすぐ尽き、やがて県道347号に入り、線路は左30Mを行く。
10:40 水無川を渡る、鉄橋は左30M、KPは見当らないが、田島駅から1.8K位の所。
 渡ると県道は線路左手に移る、しかし右手すぐにも立派な農免道が伸び、行ってみる。
 程なく周囲、特に左手に住宅やアパートが建て込む地区に入るが、駅らしきものは見当らず、そのまま過ぎる。 後から思えば、ここでもっと熱心に駅を探すべきだった。  


10:56 いくら何でもおかしいので、左に近い田部原踏切に出て見ると、39.06Kだ、駅キロ程は39.5Kだから、もうとっくに過ぎている、そういう訳で田島高校前駅旧(国鉄の田部原駅)には寄れなかった、翌日車窓から、幅広の片面ホームと緑と白に塗分けた小駅舎を見ました、、、
 この先線路左手、先刻別れた県道を行き、
11:16 長野(簡易)郵便局を過ぎる。  
11:20 会津長野駅着、片面の無人駅、駅舎は街道、集落のある北側に、ホーム南側はすぐ田んぼ、その先前山までは4~500Mほど。 

  田島高校前駅  2014年6月4日

 会津長野駅
 右手田んぼの中、先刻歩いた農免道がしばらく行くと線路端の無舗装農道となり、
11:37 36.5KPを過ぎる、右カーブが始まり、周囲は林の中で心細い、段々瀬音が高まり、90M長の鉄橋袂に出る、手前に36KP立つ。
 段丘端を田の畦道沿いに500M余も歩き、県道に戻って、
12:15 加藤谷川を同名の橋で渡り下郷町に入る。
 緩い坂道を道なりに上り、踏切を35.23K地点で渡る、もうホーム端まで70M位。   
12:28 養鱒公園駅着、簡素(過ぎる)な小駅舎と片面ホームの無人駅、国鉄時代は集落名から会津落合と名乗った。右手県道がすぐ、左手下を少し成長した阿賀野川が流れ、谷間に田んぼが展開、台地の端に位置する。
12:45 小休止後出発、県道347号を行く、集落はすぐ尽き松林の中に入る。クルマも少なく静かそのもの、線路は左300M程、
 「湯野上まで14K」案内標識辺りより、視界が開け下郷の結構広い盆地が見え出す、高低差は20M位かな? 
 やがて県道と線路が並び、

  養鱒公園駅
   ふるさと公園駅は2002年8月開設  2014年6月4日  13:17 32.5KPが左すぐの築堤1.5M上に、右手は田んぼが300Mあって丘陵。
 すぐ塩生(しおの)集落に入るが、「大川ふるさと公園」に通ずる広幅の道を過ぎると、線路は左斜めに分れ、切通しを下って、小さなダム湖になった大川を鉄橋で渡る、31.7K地点。 
 県道はさらに大川の右岸を進み、下郷公民館前を過ぎ、
13:45 あさひ橋で大川を渡る、赤茶色の瀟洒な西洋館が見えるが、町役場のようだ。
13:50 会津下郷駅着、ホームは細い島式、31.1KP。
 待合室に4~5人いる、上りは13時56分発、タイミングは最高に良い、もう少し歩きたいが磐越西線のダイヤも1列車逃すと、待ち時間が結構あり、取敢えず、若松に近付いておいた方が良さそうだ、後は車内で決めよう。 





  車内で時刻表を繰ると、西若松ー会津若松間、営業キロで3.1KのJR区間ならどうにか歩けそうだ、但し与えられた時間は75分だから、途中で道を間違えまごまごすると、集合時刻に遅れ、勿論表だって非難はされないが、皆の冷ややかなまなざしを一身に集めることになる、、、こういう緊張感って年を取ってもスリルがあって、たまにはやってみたいんだよね、、、
14:45 西若松駅東口を出発、駅舎は西側、跨線橋の口だけある寂しい所だ、線路近くに道がある、駅が若松市街の南の外れらしい、
14:52 住宅街を行き、城西小学校横を過ぎる、ちょうど運動会の後片付け中、駅から350M
程の地点。
14:56 細い歩行者専用地下道で線路左手に、緑町とあり、戸建て市営団地がある、ここで駅から750M程。
 この後六日町~七日町へと住宅街を進み、

 

  西若松駅

  七日町駅 
15:11 七日町駅着、駅舎前を東山温泉に向う街道が東西に横切り、踏切の角になる、残りはもう1.3K程、これで一安心。
15:21 小休止後出発、暑くて疲れが出た。
 線路右手の商店、住宅街を行き、
15:27 藤室街道踏切で左手に、0.98K、線路すぐに道あり。
15:35 先刻乗車のDC2連が戻って来る頃、カメラを構えるもなかなか来ず、少々イライラ。 
 
 この先線路左手の小道が続くのか判らず、時間が押して来たし、大事を取ってちょっと戻り、城北跨線橋を渡り右の市街地に、すぐ城北小学校を左に見る。
 この後住宅街の道を何度か曲り、会津信金、会津郵便局を過ぎると駅が(思ったより遠くに)見え出し、最後は走って、
15:52 会津若松駅に到着、切符を買うのにも手間取り、文字通り列車に飛び乗る、七日町駅から先、少々甘く見過ぎた。
 

  AT153(先頭)+AT154













      (6) 西若松ー大川ダム公園 16.2K 2001年4月30日(月)薄晴れ

  会津若松駅はスイッチバック式、メインの磐越西線は頭端式の改札口直結①番線と島式ホームの駅舎側②番線、それに南方にも抜ける③番線を使用、上下線共列車は北方向に出発、それに対し、只見線、会津線は、小さな機関車で南方からひっそりと出入りする感じだった。
 
 この駅は30年のご無沙汰だが、構内配線などは全く変わっていない様だ。
 写真は学生時代、会津線で到着、入替りに出発待ちの只見線列車を撮ったもの、当時は線路に降りてこんな角度で写真が撮れました。 1962年8月7日撮影
10:00 西若松駅を出発、進行左手すぐに街道風の直線道が伸びる、戸建て住宅、市営団地、低層マンションもある、駅から600M、只見線が右にカーブして分れる、さらに100M、上を国道が横切り、その先は広い田園地帯となり、振り返れば会津市街、鶴ヶ城天守閣も見える。
 この辺りの農家はお蔵があったり、壁に屋号を大書したり、なかなか風情がある、庭先の女性もモンペに頬被り、こういう本格的な専業農家は集落は近頃少なくなった。

  西若松駅
 
 南若松駅
10:40 南若松駅着、片面ホーム、3KP、西側に小公園、集落は東側、まだ近郊の面影も残り、天守閣も遠望できる。 
 さらに線路は500M程真っ直ぐ、やや上り勾配となる、沿道は同じ様な光景が続く、神社がやけに多く、集落ごとにある様にも感じた。 
 門田駅手前から谷間の幅がちょっと狭まって来た感じ。
 天気薄晴れ、昨日と違って気温も適当、歩くには最適だ。
11:11 門田駅着、前駅から1.9K、相対式ホーム、交換可、右手は田んぼが250Mあって堤防、左は山まで500Mほど、肥沃な会津平野を見る。
11:27 沢川という支流をあらまち橋で渡る、鉄橋は右手70M、駅から700M程、道はこの先500Mばかり真っ直ぐ、
11:38 線路が右手すぐに来る、6.4K辺り、同時に左手の山が近付き、日光街道(国道118号線)と合流。後は左山裾、線路近くを行き、 

  門田駅







  あまや駅
11:55 あまや駅着、ごく簡素な待合室がある片面ホーム駅、左手に雨屋集落があり、70Mで山、右手は田んぼが山まで500Mほど展開、水はまだ張っておらず、ヒバリの囀りが聞える。
 更に日光街道を行く、左の山に生コン会社があった。
12:25 南原集落に入る、沿道に住宅が絶えない大きな集落だが、この手前で線路が右手にちょっと離れ、高田方面に通ずる国道と踏切で交叉後見えなくなる、集落を避け線路を敷いたものと推察。
12:43 芦ノ牧温泉駅着、ホーム相対式、10.5
KPあり、待合室に観光案内所、地産土産品コーナーが併設される。
12:58 小休止後出発、日光街道と線路の間の細道を行き、国道に合流~また旧道と忙しい。
13:13 無標識の踏切で右手に、11.5KP立つ、
 杉の防雪林越しに12KPを見て、
13:26 これまた無名の踏切で線路左手に戻る、12.5KPあり、山の傾斜が緩んだ辺りに静まり返った小集落が佇む。

  芦ノ牧温泉駅

 AT153+AT103+AT154
13:32 折しも上り会津田島行3連が来たので写真を撮る。 
13:35 また踏切で線路右手に、近くに13KPあり、先刻も歩いた旧道を行き小塩バス停に至る、右下50Mに大川の緑色に澄んの流れが見え気分が良い、案内板によると、この辺り松川(宇都宮)街道という様だ。
 線路は左手ちょっと離れた山腹、50Mほど高い所を行くのが見える。 
13:52 絵になりそうな農家と畑の前を過ぎ、カメラを向けた(下)。
 この先すぐ大川が右に急カーブ、渓谷を挟んで観光ホテルが点在するのが見え、やがて旧道と新道が合流、
14:07 「芦ノ牧温泉入口」とアーケードのある橋の入口に達する、湾曲する大川の流れに付き合うと温泉街に至るが、今日はカット。
14:11 張出した山を短絡する300M長のトンネルに入る、照明はあるが間隔が長く、中央辺りは暗い、第一誰もおらず心細かった。
14:23 隧道を出ると温泉街を回った旧道に入り、道なりに大川を渡り左岸に、橋は100M長。
 やがて崖にへばり付く様なスノーシェッドが300
M程続く、小学校の通学路に指定されているも、人影も無く緊張、TVで見たヒマラヤの桟道の様。

  





  大川ダム公園駅
14:35 道なりにまた大川を渡り駅がある筈の右岸に、これで一安心、渡ると右手丘上に沼尾集落が見える、どの家も新しく、大川ダム建設に伴い集団移転したのだろう。
14:49 大川公園に到着、閑散としているが、ブランコで子供を遊ばせている家族連れもおり、正直ホッとした。
 水飲み場で喉を潤した後、すぐ出発、
15:15 大川ダム公園駅着、山の麓の棒駅、田島方はすぐトンネルの坑口、付近に住宅10軒ほど、ここの住宅も新しく、移転組の様だ。
 上りは15時52分発、田島からの快速も意外と空いており、北千住近くまでグッスリ眠れ、帰宅は20時55分だった。



                               

       (7) 会津下郷ー大川ダム公園 14.9K 2002年7月9日(火)曇り

 5月の末に一つ屋根の下で同居していた父を亡くし、「もうそろそろいいかな、、、」と、ブランンクになっていた標記区間を潰そうと出掛けた、九州に近付きつつあった台風は「今日はまだ影響無さそう」との予報だったが、山間地のせいか、2時間ほど断続的に、それも一時強く降られ、早早と遊びに出たことを父に咎められているかのようで、かなり濡れたが、それを甘んじて受ける自分だった。
10:26 会津下郷駅出発、線路右手の小道から国道121号線に入る、800Mも進んだか、
10:42 阿賀野川を100M余の橋で渡り、右岸沿いの小道をしばらく、左岸は切立った山崖、線路は崖が張出した部分のみトンネル(200M長)でしのぎ、その坑口が崖の腹に見える、やがて121号線に戻り、消防車1台の出張所を過ぎ、
10:55 若水橋で左岸に移る、すぐ架道橋で線路左手に、この辺りやや谷幅が広くなり、線路は谷の中央を進み、線路近くに細道もある、線路は休耕田を挟み30Mばかり先を行く。
11:03 28.5KPが田んぼを挟み20M先に、 

  会津下郷駅

 弥五島駅 
11:14 弥五島駅着、片面ホーム、28KP立つ、ホーム反対側は180M程田んぼがあって下は阿賀野川、川面は見えず。
 この先日光街道が平行するが、線路右手の農道を行ってみる、
11:31 道なりに踏切(27K)で左手にすぐ日光街道に入る。



11:39 塔のへつり駅着、クヌギ、松など林の中の棒駅、国鉄時代は仮乗降場だったがきれいになった、26.5KPあり。  
 折角だから、案内図に駅から300M(実際は400
M)とあった塔のへっつりを見に行く、浸食作用により断崖が奇岩を成すが、流れが澱み、水の汚れが目立った。
12:09 出発、線路左手、松林内の自動車道を行き、
12:15 赤いトラス橋で大川を渡る、先刻、塔のへっつりから500M下流に見えた、鉄橋は下流200M、25.9KPあり。

 塔のへつり駅

  湯野上温泉駅 旧駅舎もマーマーだったが、、、
12:22 河岸段丘を来た道と出合い左折、この辺り段丘の緩斜面に狭い畑が開け、往時の山村の面影を留め風情がある。
12:30 隈川を渡る、この辺りから左2~30M崖下を線路が並ぶが、切通し、樹木が邪魔して車窓からは川面は望めない。
12:40 いよいよ降出した、結構強い雨だ。
12:50 江川橋で大川を渡る、踏切(23.68K)が近く、袂に大阪屋というマー大きな旅館が建つ前を過ぎ、5M上、山裾を行く日光街道に入る、もう駅まで1K無いだろう。
13:02 第2日光街道踏切で、駅舎のある右手に移る、22.94K地点、駅まで150Mばかり。
 
13:05 湯野上温泉駅に到着、日本唯一の茅葺屋根の駅舎内には、地産品土産店が併設され、観光協会の職員も詰める。ホームは相対式、構内踏切を境に千鳥式に配置、22.7KP。
13:15 小降りになったので出発、旧道を行き、すぐ道なりに踏切を渡り日光街道に戻る。
 1Kも行くと、樹木の間から崖下30M、大川を渡る鉄橋が見える、350M長のトンネルを抜け、線内最長の大戸トンネル(2.8K長)に入るまで200M程の短い明り区間でもある。
13:35 湯野上スノーシェッド(500M近い)を抜ける、折しも雨足が強くなり、怖かったが雨除けにはなった。
13:50 ダム湖を見下ろす屋根付展望台から、雨に煙る湖面を眺める。 

  C11309 湯野上駅上りホームより 1962年8月10日 
13:54 冬に備え屋根付待合室がある小沼崎バス停を過ぎる、この先すぐ街道から分れ右折、
14:03~14:07 大川湖面橋で若郷湖を渡る、橋は500M程、湖面まで50Mくらいあるかな?天気が良ければ写真の1枚も撮りたいところ、対岸の山肌に桑原トンネル(450Mくらい)を抜けた鉄橋と築堤が見える。 

  AT551  2014年6月4日




  芦ノ牧温泉南駅  14:15 道なりに右手すぐが線路となり、跨線橋で少々戻る様な形で、芦ノ牧温泉南駅着、ホーム片面、若松方出外れに17.5KPあり、駅前20軒ほどの小集落が、ダム建設に伴い移住した桑原集落住民の住居とのこと。 
 しかしこの駅名、芦ノ牧温泉まで次駅からでも 4Kほどあるのに、少々心配になる、、、 
 駅舎と道を隔て、移転前の桑原駅の駅名標が保存されている、隣は大川集会所。 

14:27 小休止後出発、また跨線橋を渡り元来た道をさらに進む、ダム湖は見えない、分離帯は無いが、しっかりした道路で、途中小さなサミットを越える。
 なお、線路はホーム端でトンネルに入り、出た所が次駅のすぐ手前となる。

 

 大川ダム公園駅
 やがて湖岸との間にあった樹木が姿を消し、ダム湖や見覚えのある管理事務所が見え出し、
14:55 雨上がりの低い雲が垂れこみ幻想的な、大川ダム公園駅に到着。

 帰りのスジは昨年4月30日と全く同じ、ただ今日は雷雨の影響で、栗橋駅で一時抑止、その分列車は遅れた。

  C11309牽く上り混合列車  湯野上ー弥五島 1966年9月16日 






  下り貨物列車、湯野上ー弥五島、24KP付近にて



  C11214牽く上り列車、湯野上ー弥五島